「令和」元年にあたっての施設長あいさつ
~健康長寿を願って~
時の流れは加速度を増して過ぎ去っていきます。
老年医学への挑戦を試みて3年が経過しました。根拠(エビデンス)に基づいた医学・医療から、高齢者の人生の物語(ナラティブ)に照らし合わせた医療の提供にと、戸惑いつつも、未知の分野に好奇心が刺激される今日この頃の診療です。
「あけみおの里」の入所者の男女比は約7対3で女性優位、100歳以上にもなりますと全例が女性です。男性陣の日頃の健康管理に課題が残ります。喫煙には注意しましょう。継続的な運動により、体重をコントロールし、「メタボ」とは縁を切りましょう。
新たな試みとして、高齢者に多く見られる肺炎や尿路感染、胆嚢炎などについては、施設内で積極的に治療を試みて、それなりの成績が得られております。介護・リハビリを必要とする悪性腫瘍の患者さんや在宅酸素療法中の方々につきましても、寝たきりにならないようリハビリを勧めております。
いつまでも元気で長生きは、誰しもの願うところですが、「天寿」そして「寿命」というものは確かに存在します。人生のしめくくりのこの「時」を、おだやかに、出来うる限り美しくまとめるお手伝いも老健施設の大切な役割の一つと考えております。
在宅での介護とリハビリ、通所でのリハビリ、ショートスティ、短期集中リハビリ等々、ご家族のご都合を考慮の上、ご利用ください。
施設の連携室において、係の者がご相談に応じます。遠慮なくご相談ください。
令和元年(2019年)5月
施設長 石川清司
高齢者が心身ともに健康的な社会生活を送れるように支援する施設です。
高齢者の自立や家庭復帰を医療と介護、そしてリハビリテーションでお手伝い致します。
通所リハビリテーション、短期入所療養介護(ショートステイ)も行っており、在宅で療養生活を送っていらっしゃる高齢者や、介護をなさっているご家族のお手伝いを致します。